地域によって異なる林業機械や高所作業車の利用率

林業機械や高所作業車は、もちろん林業の為に用いられる機器になります。それだけに、やはり山が多い地域で用いられる事になるでしょう。
では具体的にはどの地域でそれらが機械が用いられるかと言うと、例えば北海道です。北海道の森林の面積は日本で一番多く、現在500万ヘクタール半ばと言われています。他の都道府県よりも圧倒的に大きな数字を誇っていますので、やはりそのエリアでは上記のような機械が用いられる事も多いでしょう。それと岩手県も多いですね。あの地域の場合現在115万ヘクタールを超えている状況なのです。また秋田県も比較的面積が広く、現在84万ヘクタール前後です。

このように見てみると北側の地域でその機械が用いられるように見えるかもしれませんが、そうでもありません。例えば四国地方の高知県ですね。
あのエリアの場合は、実は日本の中でもかなり森林率が高いです。高知エリアの場合は、森林率が84%に達していると言われています。また岐阜エリアでもかなりその率が高く、81%前後になります。日本の他の地域の場合は70%台の所が多いので、高知県や岐阜県などはかなりの森林があると言えるでしょう。ですので上記の機械は、概ね北方や四国地方の南部や中部エリアで用いられている傾向がある訳です。
逆に森林の面積が少ないのは、やはり東京や大阪です。全国の中でも1、2を争う程森林が少ないエリアと言われているので、林業機械や高所作業車が用いられる頻度は極めて低いと考えられます。