マカロンと聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

ショーケースに色とりどりに並べられ、それだけでもかわいいマカロン。

見ているだけでも心躍る方もいらっしゃるかもしれません。

あるいは、大きさにしては値段が高い食べ物だと思っている方もいるかもしれません。

見たことや食べたことはあっても作り方まではわからない人は意外と多いのではないでしょうか。

作り方を知るとその値段は妥当だと感じるかもしれません。

マカロンの材料はアーモンドプードル、粉砂糖、メレンゲが主ですが、シンプルな材料からは想像できないような難しさなのです。

まずはメレンゲを作ります。メレンゲを作ったことのある方ならご存知かもしれませんが、意外と重労働です。

次に、アーモンドプードルと粉砂糖を混ぜ合わせます。

この混ぜ合わせる作業をマカロナージュと呼び、マカロンの語源にもなっています。

これが上手にできないとマカロンをうまく作ることができません。

成功のコツは何度も作った人でもわからないほどで、マカロンはお菓子の中でも難しい部類に入っています。

混ぜ合わせたものを絞り出し形を形成し、乾燥させます。

この際、湿度が高いと綺麗なマカロンが焼けないため、扇風機などを使って乾燥させる方もいらっしゃるほどです。

乾燥させたら焼くだけなのですが、温度もその日の天候などで細かく設定しないとうまく焼けません。

焼きあがったものにクリームなどを挟んでマカロンは出来上がりです。

実際に作ってみると本当に難しさがわかります。

お店の値段は妥当なんだと感じるかと思います。

湿度や天候で出来が左右される繊細さを持っているマカロン。 その繊細さがマカロンの美しさなのかもしれません。