人々が水を使えば使うほど、その水は汚れていってしまいますよね。
お風呂、洗濯、食器洗いなど、人々の生活にとって水は必要不可欠ですから、それはしかたのないことです。
ただ、水をそうして使ったのならば、きちんと浄化にしてから河川に放水しなければならないです。
そのためには、浄水場で水を浄化する必要があります。
そのときに用いられているのが、活性汚泥で排水処理する方法です。
活性汚泥とは大量の微生物のことで、この活性汚泥が水の浄化にとても役立っています。
ただ、いきなり濁って汚れた水をそこに放り込むわけではありません。
汚れた水の中からまずは大きなゴミを取り除いていき、その後は最初沈殿池へ送られます。
そして、反応タンクという場所で本格的に汚れが落とされていきます。
微生物は目に見えないほど小さいわけですが、そんな微生物が頑張ってくれているからこそ、水が浄化されるというわけですね。
そうして浄化されたたら今度はその水と活性汚泥を分け、分けられた水が消毒された後にやっと河川へと放流されます。
ここまでのことをしないと水は浄化されないわけですが、そのために活性汚泥がどれだけ役立っているのかがわかります。
仮に活性汚泥で排水処理など浄化をしなければ、河川はあっという間に汚れてしまって水生生物が生きられなくなってしまいます。
それは要するに生態系の破壊ですから、あってはならないことですよね。
ですから、人が安心して水を使うことができるのは、活性汚泥で排水処理をしているからだと忘れないようにしたいです。